健診結果アドバイス

高血圧症

血圧とは血液が全身に流れるときに血管の壁にかける圧力です。この圧力が強い状態を高血圧症と言います。現在日本には約3400 万人の高血圧者がいると言われ、40 歳代では約3.5 人に1人、70 歳代では全体の8割の人が高血圧症です。高血圧症は特に自覚症状はありませんが、脳卒中や心筋梗塞などの主な原因になっているため、正常範囲内にコントロールしていくことが大切です。

血圧レベル



高血圧症の合併症



高血圧症の合併症

【危険因子】
喫煙、糖尿病、脂質代謝異常、肥満、尿中微量アルブミン、高齢(男60 歳以上、女65 歳以上)、若年発症の心血管病の家族暦




血圧とうまく付きあおう!


高血圧の原因の9割は原因不明の本態性高血圧です。本態性高血圧の60〜70 % は遺伝、残りの30〜40% は生活習慣と言われます。生活療法を心がけ、コントロールが難しい場合には医師に相談し、薬物療法を併用しましょう。


生活療法の基本


◆適正体重の維持


肥満は心臓から送り出す血液量を増やしたり、皮下脂肪で血管を圧迫して血圧を上昇させる。
【適正体重の目安】 身長(m)×身長(m)×22

◆運動


運動療法は血圧を下げるドーパミンやプロスタグランディンE、タウリンなどの物質を増加させます。
方法:ウォーキングなどの軽い運動を毎日、30〜40 分。
 毎日が難しい場合は1日1時間、隔日。 軽く汗ばむ程度の運動を選びましょう。

◆食事


塩分は控え、カリウム・カルシウム・マグネシウムはたっぷり摂りましょう
【ナトリウムの食塩換算方法】・・・食塩(g)=ナトリウム(g)×2.54


◆アルコール


適量を守りましょう
日本酒1合or ビール大1or ワイン200ml

◆タバコ


禁煙が一番です

◆ストレス


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